総合リサイクルの平林金属(本社・岡山市、社長・平林実氏)は同社のリサイクルファーム御津第2工場(岡山市)内に太陽光パネルリサイクル設備を設置し、きょう18日から太陽光パネルリサイクルの研究プロジェクトを立ち上げる。
環境省が太陽光パネルの寿命を25年と仮定しての試算では、2040年ごろに年間約77万5千トンが廃棄されるという。
太陽光パネルの大量廃棄時代に向けては、適正処理とリサイクルスキームの確立が求められている。
太陽光パネルのリサイクルでは、ガラスの用途開発が課題となる中で、同社ではガラスを割らずに回収し異物混入がない「ホットナイフ分離法」の設備(エヌ・ピー・シー製)を導入した。
環境省の「省CО2型リサイクル等高度化設備導入促進事例」に2018年度から新たに追加された「太陽光パネルリサイクル設備導入事業」が補助金対象となり、同設備の導入は本制度の採択を受けた第1号として選ばれた。
鉄鋼新聞より