沖縄県内一のマグロの水揚げ量を誇る那覇市。
市は市魚でもあるマグロをPRしようと、子ども向けのパンフレット「なはのまぐろどくほん」をこのほど発行し、3月に市内の全小学校4~6年生と中学校に2万部を配布した。
2018年度から各校で使用される予定だ。
市商工農水課農水グループの町田務さんは「手に取ってマグロに興味を持ってもらえれば」と話した。
若い人の魚食離れもあり、幼い頃からマグロを好きになってもらおうと、小中学生を対象にした。
パンフレットには、マグロをモチーフにしたゆるキャラ「間黒教頭先生」が登場。
生鮮マグロで那覇市の水揚げ量は全国でも1割以上を占めることや、年間を通してマグロが取れることについて、イラストやグラフを使って紹介した。
パンフレット作成は県飲食業生活衛生同業組合那覇支部が受託した。
担当の平良広樹さんは「地産地消や食育の観点から考えた。小中学校の単元との関連性も考えて工夫した」と話す。
2017年度には、マグロが食べられる飲食店マップも発行した。
日本語版と中国、韓国、英語の多言語版があり、海外観光客から他言語版が人気だという。
町田さんは「那覇がマグロの産地であるということも知ってほしい」と話した。
琉球新報より