河川活用をみんなで考える

 

長崎市立図書館(長崎市興善町)で10月26日、地元の河川「岩原川」の活用を市民みんなで考える会議「ミズベリング岩原川会議」が開かれる。

 

ミズベリング(MIZBERING)とは、「水辺+リング(輪)」の造語。

常に現在進行形の「ING」の気持ちでみんなの意見を持ち寄り、水辺と街が一体になった美しい未来の景観を創造するプロジェクトのこと。

 

ミズベリングニコタマ会議やミズベリング大阪会議など、いま全国的に活動が広がっている。

 

岩原川は長崎駅前を流れる小さな河川。

戦後、川の上に市場が建ち並び、約2年前に老朽化によって市場が撤去されたため新たな水辺が現れた。

長崎市は岩原川周辺を「長崎駅からまちなかを結ぶ重要な場所」として整備する方針を明らかにし、昨年度は環境整備に関するワークショップを開催。

市民と一緒に岩原川周辺まちづくりの計画「岩原川エリアみらい計画」を作成して「水と緑と賑わいのある都心のオアシス」を目指している。

 

同イベントは2部構成で進められ、第1部では先進的な河川活用事例についてゲストからのプレゼンテーションが行われる。

主に関東での先進事例を中心に岩原川でも参考になるような河川空間の活用事例を各ゲストが発表する。

第2部はパネルディスカッション。

各パネラーが河川空間の活用について討論する。

パネラーは建築家で「BOAT PEOPLE Association」理事の岩本唯史さん、ミズベリング・プロジェクト事務局チーフディレクターの真田武幸さん、国土交通省水管理・国土保全局河川環境課長補佐の田中里佳さん、長崎市建設局土木部土木維持課長の森尾宣紀さん、「ネイ&パートナーズジャパン」の渡辺竜一さん。

イベント終了後には希望者との懇親会も予定する。

 

岩原川は昨年度、長崎市主催のワークショップを5回行っており、岩原川の整備について市民と意見交換を重ねてきた。

全てのワークショップに参加した長崎市内在住のデザイナー・溝田真実さんが「ミズベリング岩原川会議実行委員会」を立ち上げ、市と一体になって会議を企画した。

同日は環境保全のイベント「エコライフ・フェスタ」が水辺の森公園周辺で行われており、同イベントは同フェスタと連動している。

 

溝田さんは「昼はエコライフ・フェスタに出展して、ミズベリングの考え方を市民の皆さんに伝え、大判印刷した整備後の岩原川イメージ図に『こんなことできたら楽しいだろうな』というアイデアをイラストとして書き込んでもらうプチワークショップコーナーを設置する予定。夜は東京から4人のゲストを招いて、水辺空間の持つ価値をプレゼンしてもらい、その後パネルディスカッションをしながら、岩原川の活用可能性を専門家の目で語ってもらう。出島表門橋の設計を手がける渡辺さんなど、豪華ゲスト陣。ぜひ来てほしい」と呼び掛ける。

 

開催時間は18時30分~21時。

昼の部は水辺の森公園(常盤町)で行われる「ながさきエコライフ・フェスタ」内でパネル展示などを中心に行われる(10時~16時)。いずれも入場無料。

 

 

 

長崎経済新聞より

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株式会社トリムはガラスをリサイクルする特許技術でガラスから人工軽石スーパーソルを製造しています。
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