「みんなで聖火の炎をつくろう!」実行委員会は5月13日、東京都内でキックオフ集会を開き、90人が参加した。
全国の子どもたちと生ごみからバイオガスを生成し、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの聖火を点灯しようとするもの。
東北大学大学院農学研究科の多田千佳准教授が中心となって活動を展開しており、NPO法人木野環境(京都市、丸谷一耕代表)が実行委員会事務局を務める。
多田准教授はこれまでも、東北大学の復興アクション100+の一環として、生ごみからバイオガスを生成する体験学習を全国各地で行い、子どもたちに環境や食の大切さを伝え、持続可能な社会の構築につなげる活動を行ってきた。
今回、同活動をさらに促進させるため、有志による全国展開を目指してキックオフ集会を開催した。
集会では、多田准教授の他、バイオガス事業推進協議会や日立セメント、学校関係者などが講演。
全国の取り組みについての発表もあった。
実行委員会は今後も、この活動を東京オリンピック・パラリンピック組織委員会にアピールしていく。
「廃棄物でも工夫すればエネルギーや資源に変わることを体験学習を通して子どもたちに伝え、聖火の炎をすることで、小さなことでも集まれば大きな力となることを伝えたい。また、日本での災害時に助けの手を差し伸べてくれた世界中の人々へ感謝の気持ちを伝えたい」としている。
循環経済新聞より