その中でもスーパーソルの主要用途と言えるのが土木
用途で、例えば擁壁やBOXカルバート等の構造物にか
かる土圧軽減を目的とした盛土工法の軽量資材として
需要が高まっている。
最近では高速道路等で切土と盛土の間に生じる段差を
修正する為の工事や盛土中に補強材を敷設する事で
垂直もしくは垂直に近い壁面を構築する土留めの構造
物『補強土壁』(テールアルメ・多数アンカー・ジオテキ
スタイル)等とのコラボで使用されるケースも増加して
いる。 この沖縄でも昨年末から今年(2016年)の1月
頃にかけて、これまで片道1車線だった本部大橋に新
たな橋を隣接する工事にテールアルメ工法が採用され
、スーパーソルが使用された。
こうした土木工事の他に増加傾向にあるのが岸壁の改
良工事で予測が難しい大型地震の発生に備え、完成か
ら30年~50年経過している沖縄の岸壁を順次、地震
に耐えうる“耐震岸壁”として改良する工事で上の写真で
使用されたスーパーソルとは違うタイプのスーパーソル
L4タイプが使用されている。
これは岸壁背面には潮位によって海水が流入する為で、
現場の条件に合わせた製造ができるスーパーソルの強
みといえる。この強みを活かし、これまで十ヶ所の岸壁で
採用された。