5月24~27日に東京ビッグサイト(東京・江東)で開催された2016NEW環境展/地球温暖化防止展(主催・日報ビジネス)で、4日間合計で15万7,958人が国内外から来場した。
632社2,248小間の展示規模で、アジア最大級の規模を持つ環境展示会として、海外からの来場者も目立った。
次世代の廃棄物選別技術や新たな局面に入った木質バイオマス利活用など再生可能エネルギー関連技術、産業廃棄物処理企業の新規事業、猛暑対策として役立つ製品までさまざまな出展があった。
国内からの来場者は全国に広がっている。
近畿エリアで建設業・廃棄物処理業を手掛けている来場者は、
「事業に必要な重機の運転などに関するライセンスを多数持っており、機器メーカーの新技術に関心があった。コストパフォーマンスや使い勝手について、さまざまなメーカーと意見交換できた。メーカーにはぜひ、私たちの意見を取り入れてもらいたい」と述べていた。
中国エリアで建設業・水道業を手掛けている来場者は、
「建設現場では塩ビ管や硬質プラスチック、梱包フィルム、ブルーシートなどさまざまな廃プラスチックがでる。自社あるいは同業者で効率的な廃プラ収集・リサイクル加工のスキームをつくり、コスト削減につなげたい」と述べていた。
海外からの出展や来場者も多く、そのニーズも多様になっている。
モンゴルでリサイクル事業を手掛けている来場者からは、
「私どもの国では、埋立処分と資源輸出がメインだが、今後は減量化や有害物の適正処理、単品のリサイクルなども進める。日本の関連業界にもマネジメントの手法を含めて協力してほしい」という要望もあがった。
循環経済新聞より