アミタホールディングスは台湾でリサイクル工場を稼働した。
事業費は約4億700万円。
太陽光パネルや半導体生産の廃液を成分ごとに分離し、資源として再利用できるようにする。
3年間で累計11億2,000万円の売り上げを目指す。
台湾中西部の彰化県にリサイクル工場を建設し、このたび稼働した。
敷地面積は6,976平方メートル。
太陽光パネルや半導体に使うシリコンの切削カスなどが混ざった廃液を100%資源として使えるようにする。
化学メーカーや太陽光パネルメーカーにリサイクル品を販売する。
国内の廃棄物処理で培ってきた多様な取引先を強みにリサイクル事業を海外に広げる。
台湾は太陽光パネル生産のシェア16%を占めており、中国などでの需要拡大に対応するための増産も見込めるという。
アミタホールディングスは2015年に台湾で工場を稼働する計画を進めていたが、自治体との手続きなどが原因で完成が遅れていた。
日経産業新聞より