例えば写真を撮った時、人が写っていなくてもそのフレームに切り取られた街の景観で何となく国が推察できるのは、建物と電柱、そして看板のおかげだ。
何となく雑然としたアジアの都市の風景を決定づけているものの一つが、電柱。
良い、悪い、好き、嫌いはそれぞれだろうが、地中化したところを歩くと、やはり空が広くて気持ちいい、という感想を持つ人が多い。
そして今、電柱の新設を原則禁じる『無電柱化推進法案(仮称)』が検討されいて、この法律が施行されると、全国的に無電柱化への取組みが加速することになる。
地中化に伴う膨大な工事費用や変圧器などの電気設備の省ペース化など多くの課題があるのだそうで、無電柱化に向けた新たな工法の開発や、それを可能にするための新技術・製品・サービスが不可欠だ。
そこで「第1回無電柱化推進展」(日本能率協会)が開催されることになった。
世界の主要都市で電柱が減少する中、日本では毎年7万本もの電柱が増設されているのだそうだ。
2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控え、政府は訪日外国人2,000万人を目標に掲げているから、観光推進や巨大地震などの防災対策のためにも、かなり重要なプロジェクト。
ついでに、看板も何とかならないかなあ。
期間:2015年7月22日(水)~24日(金)
会場:東京ビッグサイト (東展示ホール)(東京有明)
入場料:¥3,000(消費税8%込)
オーヴォより