4 土木用途での使用
スーパーソルの用途で全国的にもっとも需要が多い
のが公共の土木現場(軽量盛土)での使用です。
例えば擁壁やBOXカルバート等の構造物にかかる土
圧軽減を目的とした現場や軟弱地盤上の盛土などで
使用されています。
その他にも近年、全国で補強土壁(テールアルメ
・多数アンカー・ジオテキスタイル)等の背面に
使用されるケースも多くなっています。沖縄でも
本部大橋でテールアルメの背面で使用されました。
この現場ではスーパーソルL2タイプ単体比重
(0.35~0.5)単位体積重量(4KN/㎥)が使用さ
れました。
その他にも擁壁背面の裏込め材として、特に急傾
斜地における擁壁工事での使用も多く、旧銘苅庁
舎・中城城跡・沖縄空手会館等の現場で使用され
ました。
スーパーソルの特徴の1つ比重のコントロールが
出来る事によって、浮力が発生する現場で水に沈
むL4タイプ単体比重(1.1~1.5)単位体積重量
(11KN/㎥)が使用されています。
名護漁港岸壁改良工事を皮切りに泡瀬漁港・平敷
屋漁港・伊江港・阿嘉漁港・仲里漁港・船越漁港
池間漁港等 多くの漁港岸壁で使用されてきまし
た。離島を含む沖縄県の多くの漁港は運用開始か
ら30年以上が経過しており、機能保全又は機能
強化に向けた対策が求められています。
これまで県外製品との競合がありましたが、大手
メーカーの製品がこの3月末で製造中止すること
を受けて、岸壁背面を軽量化する工事において多
くの需要が見込まれてい ます。