日本最大級の環境展「エコプロ2018」が6日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。
新日鉄住金やJFEグループをはじめ、鉄鋼業界からも多数の企業や団体が出展し、鉄の環境性能などをアピールした。
新日鉄住金はブースのコンセプトとしてLCA(ライフサイクル・アセスメント)を前面に出し、鉄が環境に優しい素材であることをアピール。
午前中に訪れた進藤孝生社長は「リサイクルプロセスまでのLCAで、鉄の優位性をわかりやすくアピールできると思う」と期待を述べた。
JFEグループは、鉄の原料調達から製品の製造・加工、リサイクルに至るまでグループ各社が密接に連携しながらバリューチェーンを形成していることをブースで表現。午後にはJFEスチールの柿木厚司社長も顔を見せた。
スチール容器3団体(スチール缶リサイクル協会、全国十八リットル缶工業組合連合会、全日本一般缶工業団体連合会)はスチール缶の優れたリサイクル性をPR。磁力選別による効率的な回収が可能なスチール缶の利点を分かりやすく紹介する「体験型ミニ磁選機」には多くの子供たちが集まっていた。
鉄鋼スラグ協会は、道路や港湾などさまざまな社会インフラに鉄鋼スラグ製品が使われていることを紹介するジオラマと動画をブースに設置。
来場者の興味を集めていた。
鉄鋼・非鉄金属業界からは日本製鋼所、JFEテクノリサーチ、豊田通商、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、3R推進団体連絡会、YKKグループ、アルミ缶リサイクル協会なども出展した。
同展は8日まで。
17万人の来場が見込まれている。
鉄鋼新聞より