東芝環境ソリューション(横浜市、増山宏社長)は21日、青森県三沢市に三沢事務所を開設し、業務を開始した。同社は地元事業者と太陽光パネルのリユース、リサイクルの技術確立に向けて共同で研究している。
拠点を構えることで協力関係を強化し、事業の進展を目指す。
同社は、三沢市ソーラーシステムメンテナンス事業協同組合(相場博代表理事)とリユース、リサイクルの最適な作業工程の開発に取り組んでいる。
三沢事務所は、組合構成員の小坂工務店(三沢市)が所有する三沢空港近くの「MAビル」内に開設した。
これまでは本社から三沢に出張して対応していたが、拠点設置によりリユース、リサイクルの研究開発に取り組む現場との往来をスムーズにする。
当面は常駐ではなく、本社の部長が所長を兼務する。業務量に応じて常駐社員を増やす方針。
21日は現地で開所式があり、関係者約20人が参加して神事を執り行った。
増山社長は取材に「三沢は環境ソリューションビジネスのトップランナー」と強調。
「今後、大量に使用済み太陽光パネルが発生する。どう処理するかは大きな課題であり、組合と共同研究しながら来るタイミングに備えたい」と語った。
デーリー東北新聞より