循環型社会の推進に向けて「リデュース」「リユース」「リサイクル」を呼び掛ける本年度の「3R促進ポスターコンクール」(環境省など主催)で、宮城県多賀城市の多賀城中3年田村凪沙さん(15)が中学校の部の最優秀賞に選ばれた。
2年前の1年生時代に続いて2度目の最高賞となった。
同部には全国から3,232点の応募があり、最優秀賞は1点のみ。
田村さんの作品「めざせ分別ヒーロー」は、ごみの分別を進めてゴールを目指す「すごろく」をポスターにした。
具体的には「プラ」などリサイクルマークを示した場所に到達すると、さらに余分に進めるように描いた。
空き缶を灰皿代わりにしたこまでは「もどる」などとした。
田村さんは小学生時代から環境問題に興味を持ちコンクールに挑戦、5年時には全国で佳作に入った。
ことしは「(自宅の)マンションのごみステーションの分別を進めるにはどうすればいいか」とすごろく形式を発案。
リサイクルに関する本を読んで構想を練ったという。
田村さんは「将来の夢はアナウンサー。制作を通じて得た成果は夢の実現に役立つと思う」と笑顔で話した。
河北新報より