ラグビー場の廃材商品化

 

高校ラグビーの歴史を刻む「聖地」の思い出が詰まった逸品はいかが――。

 

2019(平成31)年のラグビーワールドカップ(W杯)に向け、改修工事が進む大阪府東大阪市の花園ラグビー場の廃材を、市内の企業が商品化して販売する取り組み「リ・メンバープロジェクト」が始まり、廃棄予定の座席シートや番号プレートを家具や名刺入れなどのユニークな商品に再生した。

 

市の観光推進を担う東大阪ツーリズム振興機構が主催となって、国立競技場などの廃材を再生したグッズ製造の実績があるチケット販売大手「ぴあ」(東京)の提案で実現した。

機構が製作業者を公募し、応募のあった市内の4社が携わった。

 

 

 

商品は、座席のシートに長、短針をつけた「時計」(税抜き1万6,000円)や、シートを利用したスツール(木製同3万円、金属製同1万8,900円)、番号プレートをつけた「名刺入れ」(同8千円)など計9種類。

 

「あるものを再利用し、良い物を作るというのは、ものづくりの街らしい取り組み」と野田義和市長。

同機構は「改修前の花園をイメージした。それぞれの聖地の思い出をたどってほしい」としている。

 

注文は8月5日~9月30日、ぴあの販売ホームページなどで受け付け。

 

 

 

産経新聞より

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