びんリユース推進全国協議会は5月29日、第7回総会を開催した。
2017年度の活動計画では、これまで蓄積してきた取り組みを集約し、新たな発展に向けて課題を具体化して、関連事業者と共有することを掲げた。
テーマ別要件整備の具体化として、日本酒造組合中央会と共同でラベルの改善・開発に取り組むことや、全国びん商連合会と共同でリユースびんの規格化検討を行うこと、日本P箱レンタル協議会と共同で効率的P箱配置と改善策の検討を行うことなどが協議された。
協議会の安井至代表は「びんリユースは一部では盛り上がっているものの、全体的にはどうでしょう…という感じ。長い間環境問題を取り扱っている人間としては、地域と地球環境の両立を考えていかないといけないときに、ぜひ残しておきたいしくみ」と話した。
また、来賓としてあいさつに立った環境省リサイクル推進室の鈴木弘幸氏は「環境省では昨年から地域循環圏の取り組みに力を入れ施策として展開している。地域の行政と消費者、そこに関わる事業者のみなさんで、これまで地域協議会として行われてきたような取り組みを進めていくもの。そういったものを活用していただきながら、びんリユースの普及を支援していきたい」と話した。
また、経産省リサイクル推進課の岸下泰明氏は「回収したびんの価値をどのように高めていくかが今度の課題。感動を与えるという価値の提供を通してびんのリユースが普及するよう応援をしたいと考えている」と述べた。
循環経済新聞より