国際会議場「パシフィコ横浜」を運営する横浜国際平和会議場(横浜市)は4月から、会議場内で出た廃棄物を使って発電した電力をパシフィコに隣接する緑地公園「臨港パーク」で使い始めた。
JEFエンジニアリング傘下のアーバンエナジー(横浜市)などと連携した取り組みで、電力の「地産地消」をアピールする。
パシフィコで出た廃棄物を廃棄物処理施設運営のJFE環境(横浜市)が処理して発電。
電力売買のアーバンエナジーが電力を買い取り、臨港パークに供給する。
臨港パークは、横浜国際平和会議場が指定管理者として運営に携わっている。
これまでもパシフィコの廃棄物はJFE環境が引き受けていたが、発電した電力は別の施設に供給していた。
発電電力量は年間約30万キロワット時を見込む。
臨港パークの照明などに使用する。
アーバンエナジーは廃棄物処理量に応じ売電料金を割り引くサービスを提供しており、パシフィコ横浜にとっては、コスト削減も見込まれる。
日本経済新聞より