川崎市は、二酸化炭素(CO2)を削減できる市内企業の優れた製品・技術を認定する「低CO2川崎ブランド2016」の大賞に、生コンクリート製造・販売の宮松エスオーシー川崎工場(中原区)の製品「こんじゃりコン」を選定した。
同ブランドは、地球温暖化防止のためCO2排出抑制に貢献する市内の製品、技術、サービスを広く発信することで普及を促すのが目的。
2009年度からスタートし、今年で8回目。
こんじゃりコンは余った生コンクリートを独自技術で砂と砂利に再資源化し、再び生コンクリートに再利用した製品。
通常では余った生コンは産業廃棄物として処理するが、有効活用することで天然資源の使用抑制、産業廃棄物の削減につながる。
従来製品と比べ、約25%のCO2排出量削減につながる。
大賞以外のブランド認定は、川崎バイオマス発電(川崎区)の「CO2フリー電気」など4製品・技術が選ばれた。
大賞を含めた認定企業は16日、とどろきアリーナで開催される川崎国際環境技術展で表彰される。
神奈川新聞より