家庭ごみだけ原料にバイオガス化

 

東京都町田市は、同市内のごみの約9割を処理してきたリサイクル文化センター(同市下小山田町)のごみ処理施設の老朽化に伴う新施設建設の実施方針を公表した。

 

効果的なごみの資源化を図るため、現在と同じ場所に焼却施設とバイオガス化施設、不燃・粗大ごみ処理施設を一体整備する計画で、平成29年中に着工、平成33年7月に稼働させる。

 

 

 

バイオガス化施設は、首都圏で初めて、家庭ごみだけを原料にしてメタンガスを発生させるシステムを導入する。

全国でも新潟県長岡市、山口県防府市、南但広域行政事務組合(兵庫県)と建設中の京都市についで5件目となる。

 

同方針などによると、新施設は

敷地面積が7万7千平方メートル、

1日当たりの処理能力は焼却施設が258トン、

メタン発酵によるガス化施設が50トン、

不燃・粗大ごみ処理施設は47トン。

焼却施設とガス化施設では発電も行って余剰電力は電力事業者に売却する。

 

300億円規模と想定される建設費は市が調達し、設計・建設・運営、既存施設の解体を民間委託する“公設民営”のDBO(デザイン・ビルド・オペレーション)方式をとる。

近く入札を行って委託先を選び、今秋頃から設計に入る。

 

 

 

産経新聞より

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