先日からこのブログで【てぃんさぐぬ花】の歌詞と意味
を3回に渡りお届けして来ました。 でも考えて見ると
私の書いているブログを毎日見ている方は続きで見れる
ので良いのですが、初めて目にする方からすると細切れ
になる事や検索した時に5番から7番までしかない!!
となってしまう事に気づきました。
ネ・ネタがない訳ではありませんよ~!という事で【1】
~【10】をいっぺんにご紹介しましょう。。。
最初からやれよ!!と怒らないでください。。。ね!!
【1】
てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や
肝(ちむ)に染(す)みり
【意】
てぃんさぐぬ花(ホウセンカの花)
は爪の先に染めて
親のいう事は心に染めなさい
※昔、ホウセンカの花は爪の先に
染めて魔除けとしも使用してた。
【2】
天(てぃん)ぬ群星(むりぶし)や
読(ゆ)みば読(ゆ)まりゆい
親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や
読(ゆ)みやならん
【意】
天に輝くたくさんの星は数えようと
思えば数えられるけど
親の教えは数えきれないほど多くの
事を教えてくれる
【3】
夜(ゆる)走(は)らす舟(ふに)や
子(に)ぬ方星(ふぁぶし)見当(みあ)てぃ
我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や
我(わ)んどぅ見当(みあ)てぃ
【意】
夜に沖に出る船は北極星を目印にして
いるけど
私を生んでくれた親は私を頼りにして
いる
※今の様にGPS等がない時代は真北
を指す北極星の位置を頼りにしていた。
【4】
宝玉(たからだま)やてぃん
磨(みが)かにば錆(さび)す
朝夕(あさゆ)肝(ちむ)磨(みが)ち
浮世(うちゆ)渡(わた)ら
【意】
宝物も磨かないと錆びてしまう
朝夕と心を磨いて世の中を生きて行きま
しょう
【5】
誠(まくとぅ)する人(ひとぅ)や
後(あとぅ)や何時(いち)迄(までぃ)ん
思事(うむくとぅ)ん叶(かな)てぃ
千代(ちゆ)ぬ栄(さか)い
【意】
誠実に生きている人は 後はいつまでも
願い事も叶い 永遠に栄えます。
【6】
なしば何事(なんぐとぅ)ん
なゆる事(くとぅ)やしが
なさぬ故(ゆい)からどぅ
ならぬ定(さだ)み
【意】
成せば何事も
なる事ではあるが
成さぬが故に
ならないのです。
【7】
行(い)ち足(た)らん事(くとぅ)や
一人(ちゅい)足(た)れい足(だ)れい
互(たげ)に補(うじな)てぃどぅ
年(とぅし)や寄(ゆ)ゆる
【意】
足りない事は一人一人が補いなさい
お互いに補ってこそ 浮世を渡るものだ
【8】
あてぃん喜ぶな
失なてぃん泣くな
人のよしあしや
後ど知ゆる
【意】
いくら金や物があっても喜ぶな。
また、失ったからといって嘆き悲しむな。
人間の善し悪し、人の評価というものは
最後になってわかるものだ。
【9】
栄てぃゆく中に
慎しまななゆみ
ゆかるほど稲や
あぶし枕ぃ
【意】
栄えていくなかにも
謙虚でなくてはいけない。
稲も実るほどに
あぜ道を枕にして、腰を低くするではないか。
【10】
朝夕寄せ言や
他所の上も見ちょてぃ
老いのい言葉の
余りと思な
【意】
お年寄りの朝夕の教訓は、
世間の例を見て素直に耳を傾けるがよい。
年よりの繰り言などと
思ってはいけない
歌詞を理解して頂いたうえで今度は是非詩を聞いて欲し
いものです。
という事でリンクを貼ってみましたのでご参照ください。
【てぃんさぐぬ花】
http://www.youtube.com/watch?v=DcCLOtiFRo0&feature=fvst
【夏川りみバージョン】
http://www.youtube.com/watch?v=0Qwqzj5C_cE
【沖縄民謡 島唄ライブ♪のサイトを参考にしております】