2013年01月30日
建築・建材展 投稿ブログ『ガラスが生まれ変わる』Ⅰ
株式会社トリムではガラスびんを原料にして『人工軽石』を
製造しています。
えっ~!! ガラスびんから『かるいし』が出来るの??と思う方
もたくさんいらっしゃると思いますが、出来るんです。。。
もともとガラスびんは珪砂(けいさ)つまり土壌成分から出
来ております。
そんなガラスびんだからこそ 人工軽石が出来る!と言えばそ
んなに、かけ離れた話ではありません。
【原料びん】
でもその技術を確立するまでは大変な苦労でした。。。
実はガラスというのは鉄よりも固く 砕く為にも一苦労です。
最初にガラスは粒状に砕かれます(8mm以下のガラス粒)
【ガラスの粒(カレット)】
実はこのカレットと呼ばれるガラス粒にする事は全国的にも
行われているガラスリサイクルで、珍しくはありません。
その粒を色分けしてガラスの原料として使用したり工業製品
としてインターロッキングブロックに混ぜ込んだり、道路舗
装のアスファルトに混ぜ込んだりして再利用が行われおりま
す。
しかし、この後の工程からトリムのガラスリサイクルはひと
味もふた味も違うのです。
まず、色分けをする必要がない点とこのカレットから更に細
かく粉砕してガラスの粉を製造するのです。
写真で見て頂きたいのがカレットを粉砕して出来た【ガラス
の粉】であります。
ガラスとは思えないぐらいサラサラの粉状態! 見た目も手触
りも小麦粉と殆ど変りません。
その【ガラスの粉】とわずか数パーセントの発泡添加材(ふ
くらし粉)を綺麗に混ぜて、約880℃の熱を加えて焼くと人工
軽石スーパーソルが完成するのです。
何となくイメージは出来たかも知れませんが、いったいどん
な機械でどうやって製造しているのか?
次回のブログでは【ガラス破砕機】をご紹介したいと思いま
す。
【建築・建材展 3T連携(サンティーレンケイ)ブログを
ご参考に!
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