2012年03月24日
てぃんさぐぬ花 パートⅠ
沖縄民謡の代表曲と言っても過言ではない唄
それが『てぃんさぐぬ花』であります。
つい先日の新聞紙面に県民愛唱歌として、こ
の『てぃんさぐぬ花』が選ばれた事を沖縄市
で行われた沖縄国際アジア音楽祭の中で発表
されたそうです。
これは1~2月に県が実施したアンケートで
も回答2218件中、414件(18.7%)
のうちなぁ~んちゅが沖縄の愛唱歌として1
位に選んだそうで、私としても当然の結果だ
と思っています。
たま~に聴きたくなるとても良い唄です。。。
何が良い唄なのか?この唄には色々な教えが
入っていて ん~なるほど・・・。いう事で
人生を歩む中で大切な事を教えて頂いている
と思います。
私が小さい頃から聞いている曲なのですが先
日、ラジオを聞いていたら作詞・作曲者もわ
からないそうで、余計に気になりインターネ
ットで調べて見たら、10番まであるという
事を初めて知りました。。。
そんなにあったんだ~と思いながら10番ま
での歌詞を見てみると、やっぱりいい!!
という事で皆様にも3回に分けてご紹介しま
しょう!!
【1】
てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や
肝(ちむ)に染(す)みり
【意】
てぃんさぐぬ花(ホウセンカの花)
は爪の先に染めて
親のいう事は心に染めなさい
※昔、ホウセンカの花は爪の先に
染めて魔除けとしも使用してた。
【2】
天(てぃん)ぬ群星(むりぶし)や
読(ゆ)みば読(ゆ)まりゆい
親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や
読(ゆ)みやならん
【意】
天に輝くたくさんの星は数えようと
思えば数えられるけど
親の教えは数えきれないほど多くの
事を教えてくれる
【3】
夜(ゆる)走(は)らす舟(ふに)や
子(に)ぬ方星(ふぁぶし)見当(みあ)てぃ
我(わ)ん生(な)ちぇる親(うや)や
我(わ)んどぅ見当(みあ)てぃ
【意】
夜に沖に出る船は北極星を目印にして
いるけど
私を生んでくれた親は私を頼りにして
いる
※今の様にGPS等がない時代は真北
を指す北極星の位置を頼りにしていた。
【4】
宝玉(たからだま)やてぃん
磨(みが)かにば錆(さび)す
朝夕(あさゆ)肝(ちむ)磨(みが)ち
浮世(うちゆ)渡(わた)ら
【意】
宝物も磨かないと錆びてしまう
朝夕と心を磨いて世の中を生きて行きま
しょう
今日は4番までの歌詞をご紹介させて頂きま
した。。。
いかがでしょうか? いや~どれも良い内容
ですね!
また明日以降に続きの歌詞をご紹介したい
と思いますので、お楽しみに!!
※【沖縄民謡 島唄ライブ】様のサイトから
引用させて頂いております。