2012年02月27日
広島焼きとアメリカ
先週は広島へ出張だったので、呉の街のレポートを
お届けさせて頂きました。
レポートとは言っても呉の屋台街に絞ってですが…。
さて今日は【広島焼き】と言われるお好み焼きに関
して、ブログをお届けしたいと思います。
おっお前は! 仕事しないで 何をしに行ったんだ!
と怒られそうですが、細かい事は気にしない!
食べ物だろうが 何だろうが 色んな情報を知ってい
る! と言うのは営業の武器になります。。。
と適当に言い訳をしたところで本題に入りましょう。
広島焼きと聞いて最初に疑問に思うのが、他のお好み
焼きと何が違うのか?
という事になりますが、お好み焼きと呼ばれるのは大
きく分けて3つ、広島風・大阪風・東京風(もんじゃ)
に分かれるようです。
【広島焼きレシピ1まずはアツアツの鉄板にキャベツ
を投入】
広島風は他の2つと明らかに違うのが、重ね焼きと言
われる手法だという事で、他のお好み焼きは混ぜ焼き
と呼ばれ、広島焼きだけが他のお好みとは違う流れの
様です。
実は広島焼きの元になっている要因には2つあり、一
つは京都の【一銭洋食】と呼ばれるお好み焼きで、生
地を薄く丸く焼いて、粉ガツオやネギ・とろろ昆布等
を乗せて半分に折ってソースをかけた物で、食事と言
うよりは『おやつ』で、昭和の初期前後に駄菓子屋さ
んで子供たちのおやつとして売られていたそうです。
【広島焼きレシピ2次にもやしを投入】
それが今の広島風のお好み焼きに変化したのは、戦後
で皮肉な事に、アメリカの影響と言われているそうです。
第二次世界大戦で忘れる事の出来ない出来事と言えば
1945(昭和20)年 8月6日 8時15分にアメリカによっ
て投下された原爆によって、廃墟と化したのですが、
その後食糧難に苦労していた広島の人たちにアメリカ
の進駐軍が配給していた小麦粉(メリケン粉)をベー
スに今の形に変化したと言われているそうです。
本当か?どうかは分かりませんが、小麦粉をメリケン
粉と呼ぶのは少なからずアメリカの影響を受けてると
言えそうです。
メリケン粉という言葉は『アメリカン』と言う言葉か
ら来ていて、アメリカの小麦粉を指すようですので・・・。
お好み焼きひとつとっても深い歴史があるんですね~!
【広島焼きレシピ3焼きそば麺を投入】
【広島焼きレシピ4 軽~く炒めます】
【広島焼きレシピ5 その横でお玉一杯分の生地を軽
く伸ばします】
【広島焼きレシピ6その伸ばした生地の上に先ほどか
ら炒めていた野菜を乗せます】
【広島焼きレシピ7 お好みでベーコン等を乗せてし
ばらく火を通した後に『秘儀裏返し!』という事で
綺麗に裏返します】
【広島焼きレシピ8 そしてその隣にこのように生卵
を割って綺麗に伸ばします】
【広島焼きレシピ9 その上に載せて再び『秘儀裏返
し』をして焼くとこんな感じに・・・】
【広島焼きレシピ10 後はお好みソースをかけて
完成!!です】
味付けの事はあまり分かりませんが、味はソースが決
め手と言っていたので、基本特に味付けはしてないと
思うのですが、どうでしょう?
間違っていたら広島県人に怒られそうですが、見た目
でのレポートなので、お許しを・・・。
味は絶品でしたよ!! でももう少し腹ペコ状態で食
べたかった・・・。と言うのが本音です。
こんなに写真をたくさん使ったブログは初めてかもね!
ではまた!!