2012年01月17日
沖縄の軽量盛土 名護編
連続シリーズでお伝えしております沖縄の軽量盛土
(けいりょうもりど)まだまだありますよ~!
という事で、今日は名護(なご)編をお届けしたい
と思います。
これはズバリ沖縄本島北部に位置する名護市で行わ
れた軽量盛土工事です!!
でも今までご紹介している軽量盛土工事とは若干違
うのですが、その違いはたぶん見た目では分かりに
くいと思います。
通常、軽量盛土はその部分をどれ位の重さ(業界用
語で単位体積重量)にしたいか?という事で軽量盛
土資材の種類が変わってきます。
つまり種類によって比重が異なるので、現場に合わ
せた軽量盛土資材を選ぶ必要があるのです。
しかし、スーパーソルは簡単にいうと人工的に製造
した軽石ですから、自由に重さを変える事が出来る
ので、色んな現場に対応できます。
その特徴を大いに利用したのがこの現場なのです。
ん?? どういう事?
実は通常のスーパーソルだと軽すぎて水に浮いてし
まうので、浮き上がり(浮力)を計算して使用する
のですが、ある意味面倒くさい!という事で、水が
あるところは水に沈むタイプを使用し(上の写真が
スーパーソルL4タイプ)、水に関係ないところは
通常タイプのスーパーソルL2タイプを使用する!
という同じ現場で、タイプの違うスーパーソルが使
用された全国初のケースとなっています。
スーパーソルの使用方法は一緒で、敷き詰めて転圧
をするだけの簡単施工です。
こうして、この『名護せせらぎ広場』の橋にかかる
過重負担軽減の為に使用されました。
いろんな製造方法によって、いろんな使い方が出来
る『スーパーソル』って、やっぱ凄い!!
と思います。
さて、今度はどんな現場で使われるのか?ホント楽
しみであります!
設計コンサルの皆様 よろしくお願い致します!!