2011年04月30日
【YUI】
たまたまTVを見ていたら岐阜県の白川郷
(世界遺産)に関する事を特集しており
ました。
風情のある白川郷をご覧になった事はあ
りますか? テレビで見るだけでも凄い!
行ってみたいなぁ~!と思えるものです。
特徴的なのは合掌造りと言われる家の造
りで、木材を梁(はり)の上に手の平を
合わせたように山の形に組み合わせて、
勾配の急な茅葺きの屋根、江戸中期から
昭和初期まで白川村から富山県の五箇山
地区で建てられてきたそうです。古い建
物では築300年にもなると言われてい
ます。しかし色々な事情によって大正13
年に約300棟あった合掌建物は、昭和36
年には190棟に激減しました。
このままでは白川村の合掌造りが無くな
ると言う事で、荻町集落の地域住民が立
ちあがったそうです。
昭和46年には、地域内の資源を『売らな
い』『貸さない』『壊さない』の3原則
を掲げ、【白川郷荻町集落の自然環境を
守る会】を保存活動を展開したのです。
さて、その様な感じで合掌ずクリを守り
続ける中で、タイトルにあるYUI【結】と
いう風習があり、数十年に一度合掌造り
の茅葺きの屋根を貼り替える作業がある
のですが、その時に無料でと言うか…。
村人総出で、一つの家の張替作業を手伝
う助けいあいの精神が【結】なのです。
手伝ってもらった人は他の人の時に手伝
う、そうやって村が守られ世界遺産とし
て地位を築いて来たのだと思います。
その時に感じたのが、実は沖縄にも【結
いまーる】といって助け合うと言う意味
の言葉があると言う事です。
何らかのつながりがあるのでしょう。
今日本に必要なのはこの【結い】と言う
キーワードではないでしょうか?