2011年03月03日
ディズニーランドの星【前篇】
皆さんは何かに全身全霊を傾けた
事はありますか？
辞書で【全身全霊】を調べると、
体と心の全て、体力と精神力の全
とありました。
今回は東京ディズニーランドで実
際にあった話から、おもてなしの
心を学んでみたいと思います。
ある日の事、インフォメーション
（案内所）に一人のお父さんが訪
ねて来ました。
『数日前からディズニーランドに
来ているのですが、その数日間に
色んなキャラクター（ミッキーや
ミニー等のサインをサイン帳に集
めていました。
そのサイン帳をを失くしてしまい
ました。
こちらに届いていませんか？』
キャストと呼ばれるディズニー
ランドの従業員は、そのお父さん
から、詳しい内容を事細かに聞く
のです。。。
『どんな色のサイン帳ですか？
とかデザインは？大きさは？』
等・・・・・・・・。
お父さんはその特徴を細かく
伝えました。
するとキャストはお待ちください
と言って『ディズニーランド』の
各部門へ電話をします。
でも、何処へ電話をかけても見つ
かる事はありませんでした。
今度は実際に行った場所などをく
まなく探しましたがそれでもサイ
ン帳は見つかりませんでした。
お父さんの表情は落胆の色が隠せ
ませんでした。その状況を見逃さ
なかったキャストが事情を聴くと。
『子供が夢にまで見たディズニー
ランドで、色んなキャラクターの
サインをもらう事を本当に楽しみ
にしていたそうです。あともう少
しで全部そろうと言う時に…。』
ありがとうございますと言って立
ち去ろうとするお父さんに向かっ
てキャストはこう言います。
『こちらにはあと何日いらっしゃ
いますか？まだ見落としている
所があるかも知れないし、届け
てもらえるかも知れませんので
お帰りになる前にもう一度こち
らへお越し下さい』といって
更に詳しく調べ始めるのです。
お客様へ対して、これだけの応対
が出来れば、十分だと私は思いま
す。 しかし、このキャストのお
客様への応対は終わっていません
でした。
明日の【後篇】へ続く……。
※【これは、私が一番受けたいココロ
の授業と言う本の中に掲載されて
いた内容です。】
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- at 19:58
