2010年11月05日
オニヒトデ
沖縄の海と言えば世界的にも
有数なサンゴ礁が有名ですが
皆様もご存じのとおり、近年
の地球温暖化による海水温の
上昇や赤土の流出問題。それ
から【オニヒトデ】の大量発
生による被害によって激減し
ていると言われています。
特に【オニヒトデ】に関して
は、海水温が高い事が大量発
生に繋がっていると言われて
いますが、一番有力な説とし
ては海の富栄養化によって
【オニヒトデ】の幼生の餌と
なる植物プランクトンが増え
た事によるものだと言われて
いるそうです。
何れにしてもサンゴを守る為
に【オニヒトデ】の駆除に時
間と労力をかけているなかで
沖縄タイムスに次の様な記事
が効果的であるという事を岡
山理科大学と高知県大月町の
黒潮生物研究財団が発表した
という事です。
大塚教授によると濃度約15
%~20%程度の酢酸を約1
0cc程、【オニヒトデ】に駐
車すると2日で殆どが死滅す
る事を水槽実験で確認し、増
粘材を加えると更に効果がま
す事が分かったそうです。
他の生物への影響もない事が
確認されていて、今後の駆除
に期待されているそうです。
今まで【オニヒトデ】を陸上
に揚げて処分していた時間も、
水中での作業で短縮でき、費
用も【オニヒトデ】1体につ
き4円で出来るそうです。
でも心配なのは【オニヒトデ
】を駆除する事によって、生
態系は崩れないのか?
真剣に考えなければなりませ
ん。
過去にも【ハブ】の駆除で持
ってきた外来種【マングース】
は今では【やんばるクイナ】
の敵として、駆除の対象にな
っていますよね~!
本当に人間ってその時の都合
によって行動しているんです
ね!
だから、こうしたしっぺ返し
があるのではないでしょうか?
奇麗なサンゴは守りたい!!!
でも、この辺りは【臭いもの
には蓋をする】ではなく、慎重
に考え真の原因を突き止め対処
する事を期待したいと思います。