2010年07月17日
改正臓器移植法
改正臓器移植法(かいせい
ぞうき いしょくほう)が2010
年7月17日、つまり本日から
施工されました。
これはどういう法律か?と言
うと・・・。脳死になった患者
の意識が不明の場合でも、
家族の承諾があれば臓器
移植が可能になると言う法
律です。
これによって15歳未満の子
どもからも臓器移植が可能
になり、以前は国外渡航に
頼らなければならなかった
小児患者にとって、国内で
の移植が可能となった・・・。
その一方で、人の【死】を
どう扱い、どう判断するのか?
という部分で複雑な要素が
あります。
この法律の施工を前に各TV
局が連日の様に病気を持っ
ている小さい子供の親御さ
んのインタビューなど特集を
組んでいるがやっぱり、見て
いるだけでも複雑な思いが
します。
仮に自分の子供が想い病気
に犯され、臓器移植しか助か
る道はないと言われたら、ど
うしても移植される臓器を求
めると思います。
一方で逆に提供する側の立
場に立って見ると、脳死と判
断されても心臓は動いてる
状況の中で、どうぞとは言え
ないと思います。
色々と小児科医のインタビュ
ーを聞いていると、基本的に
は脳死と判断されれば生き
返る事は無いと言うものの、
脳死と判断されてからも数年
間、心臓が動いている状態が
続く場合もあると言う事で凄く
難しい選択と言えると思いま
す。
どちらの立場も共通している
のは、我が子への想いです
よね~。。
助けたい! 奇跡が起こるか
も知れない!・・・。
とても切ないです。。。
それだけ重い【死】の問題だ
と思うのですが、簡単に我が
子を虐待したり、死に至らし
める・・・。
どういう世の中なのか?
良く分からなくなる時があり
ます。
この問題について皆様はどう
お考えでしょうか?