2010年06月23日
慰霊の日
今日6月23日は沖縄では
【慰霊の日】という事で20
万人余りの尊い命を奪った
沖縄戦が【第32軍司令官
牛島満大将】(当時は中将)
をはじめとする司令部が自
決した日をもって組織的戦
闘が終結したとされ、その
事実を風化させてはならな
いという事で【慰霊の日】と
定め各地で追悼式典など
が行われています。
先日【慰霊の日】を前に沖
縄タイムスに【終戦ご何年
?】と言うタイトルで記事が
紹介されていました。
これは【沖縄歴史教育研究
所】と【高教組】が5年に1度
調査しているもので、県内の
高校生を対象にアンケート
をし、34校、約2100人が
回答したそうです。
それによると【沖縄戦から
何年?】という問いに関して
の正答率は70.9%で、前
回5年前の調査55.6%か
らUPしている様です。
これは集団自決に関する
教科書検定が社会問題に
なった事が一つの要因とな
る6月23日以降も多くの人
が犠牲になっており、最終
的には7月2日に米軍が沖
縄作戦終了を宣言し、降伏
調印式があったのは9月7
日で、その日が沖縄戦終結
と言えるでしょう。
しかし、戦後66年が経過し
た今でも基地問題をはじめ
多くの問題が山積する沖縄
の現状をみると、本当の終
戦はまだなのかも知れませ
ん。
平和な世の中が続き、沖縄
戦の悲しい過去が風化され
て行く中で、依然として米軍
基地問題に揺れる沖縄。。。
一番無念に思っているのは
親や兄弟、親戚、友人と引き
裂かれ犠牲になった多くの
戦没者だと思います。
とにもかくにも、【慰霊の日】
と言う事で、それを後世に伝
えると言う事は私たちの義務
ではないでしょうか?
沖縄戦でお亡くなりになりま
した全ての皆様のご冥福を
お祈り申し上げます。