2010年05月06日
嘉手納ラプコン パートⅡ
最近は普天間基地の移設に
関する問題が連日報道され
注目を集めています。
以前にもブログで、嘉手納レ
ーダー・アプローチ・コントロ
ール(RAPCON:RADAR
APPROACH CONTROL)
略して【嘉手納ラプコン】とい
う事で、ご紹介した事がある
のですが、覚えていらっしゃ
るでしょうか?
基地問題がクローズアップさ
れている中で、意外にも知ら
れていないのが、この嘉手納
ラプコンで、簡単にいうと嘉手
納基地を中心にして、半径約
90キロ、高さ6000メートルの
空域・久米島空港の半径55
キロ、高さ1500メートルの
空域を合わせたもので、この
空域も米軍支配下に置かれて
いました。
今年の3月31日に米軍から
日本に移管されたのです。
それまでは、もちろん米軍機
が優先ですので、民間機は
乱気流などの影響を受けや
すい低空飛行(高度300メー
トル~600メートル)を余儀なく
されていたのです。
先日、9万人を超える県民大
会が行われましたが、こうした
事からも分かる様に、沖縄の
基地負担と言うものははかり
知れません。
しかしながら基地依存の経済
と言う事も否定できない状況
で、様々な問題が複雑に絡み
合っている様に思います。
かと言って、あまりにもアメリ
カのいいなりと言うのも大きな
問題ではないでしょうか?
基地が無くなっても、こうして
あ~して・・・こうなるから大丈
夫と言う様な明確なビジョンを
指示し、だから基地は必要な
い!と言えないのが悲しい現
実で、それも無くただただ反対
と言うのはある意味おかしい
と思います。
これは私個人の考えですが、
基地問題と産業廃棄物の問
題は良く似た要素を持ってい
ると思います。
もし基地は日本に必要だと言
う事であれば、どこかの地域
が引き受けなければなりませ
ん。
産業廃棄物処理場を建設し
ようとすると、その地元で反
対運動が起きます。
しかし、その反対住民はどこ
にゴミを出すのでしょう??
簡単に言うと『うちの地域に
ゴミ処理場は建設させない!
けど、うちの地域のゴミは処
理してくれ!!』と言っている
様なものではないでしょうか?
基地問題もまさにそれで、何
処かが受け入れなければい
けないのであれば、しかたの
無い事かも知れません。
ならば、一部の軍用地主だけ
とか、基地に関わる業者だけ
が得する仕組みではなく、思
い切って、沖縄県民の税金は
免除にするとか、沖縄に振ら
れている予算は県内の業者
が100%受注するとか・・・。
もっと仕組み事態を変える必
要があるのではないでしょう
か?
逆に言えば沖縄に基地を押し
付けている訳だから、沖縄の
地域以外の国民が、沖縄県
民の税金を均等に負担する
とかいう仕組みが必要だと感
じます。
ゴミ問題も一緒で、その地域
に建設するのであれば、地域
住民が逆に恩恵を受ける仕組
みをつくれば、意外にただ反
対と言うわけにもいかなくなる
と思います。
逆にうちの地域につくってくれ!
と言う事もあるかも知れません。
それは人間が【損得勘定】で
行動を選択すると言う修正を持
っているからです。
この問題。。皆さんはどうお考
えになりますか?