2010年01月12日
石敢當(いしがんとう)
さて本日は【石敢當】(いしがんとう)の
話題をお伝えしたいと思いますが、何の
事かご存知でしょうか?
沖縄のあちらこちらで見かける事が出来
る【石敢當】!三叉路やT地路などの交
差点等にある石版で、魔よけとしての効
果を期待して設置されているものです。
ひと昔もふた昔も前に流行った中国の映
画【キョンシー】は皆さんもご存じだと思い
ますが、キョンシーも映画の中ではぴょん
ぴょん飛びはね進むのですが、直進しか
出来なかったはずです。その魔物(まじむん)
達の曲がる事が苦手と言う性質を利用し
て、T地路等に、この【石敢當】を備え付ける
事でぶつかった魔物(まじむん)が砕け散る
のだそうです。
中国文化との関わりが色濃く残る沖縄で、
今でもその流れで【石敢當】(いしがんとう)
を設置していると言う事であります。
もともと 【石敢當】(いしがんとう)と言うの
は武将の名前とか力士の名前とか諸説が
あって定かではないようですが・・・。
他にも石敢当・泰山石敢當・石敢東・石散
當・石散堂等の表示されているものも存在
しているそうです。
実は沖縄以外の地域にもあるんですね~!
元になっている中国はもちろん、台湾やシン
ガポールの一部地域や鹿児島県、数は本当
に少ないが全国的にもあるそうです。
まっ特に沖縄がダントツで多いと言う事です
が・・・。
沖縄の昔ながらの家には【ひんぷん】と言う
目隠しも付いており、実はこれも魔物(まじ
むん)の侵入を防ぐ役割を果たしています。
【ひんぷんの写真↑↑↑↑↑】
【石敢當】も本土の人が見たときに、何で
こんな場所に標識があるの?とか、やたら
多い名字だなぁ~!とか言う風に映ってい
るそうですよ~!
こうして見ると自分達の中では当たり前の
風景が、はたから見ると不思議な光景に
映っているものは多いかも知れませんね~!