2010年01月07日
黄砂に吹かれて
さて順調に滑り出した2010年!ですが気を
引き締めて頑張りたいと思います。
今年はじめての新聞記事の話題をお伝えしま
しょう!!
沖縄タイムス記事に掲載されていた話題に
【嫌われ者の黄砂】に意外なプラス面が・・・。
と言うものがありました。
昨年末には日本国内で12月としては16年ぶり
となる黄砂が観測され、冬なのに・・・。
と言う事が新聞などで話題になっていました。
黄砂はタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠・黄土高原
の乾燥した砂や砂塵が砂嵐などによって上空
に舞い上がり、それが運ばれてくるものなので
すが、視界が悪くなったり・・・建物などを汚し
たり・・時には健康被害を引き起こす場合もあり
その被害は毎年7000億円にもなると推測さ
れているようです。
その【嫌われ者の黄砂】に意外なプラス面が
あったのだ!!と言う記事がこれですよ~!
広島大学の高橋嘉夫教授らの研究チームは
中国西部の砂漠で発生した黄砂が遠征風に
乗って運ばれる過程の中で、酸性雨の原因
となっている硫酸を中和していく仕組みを初
めて解明したそうなのです。
黄砂の成分〔炭酸カルシュウム〕と酸性雨に
含まれる硫酸が中和して出来る中性の硫酸
カルシュウム(せっこう)の割合が東に行けば
行くほど高くなる事を突き止めたそうなのです。
図を見て頂ければ分かりやすいと思うので
すが、簡単にいうと酸性雨を中和していると
言う事と、黄砂に含まれている鉄分が北太平
洋の植物プランクトンの栄養源にもなっている
可能性もあるとの事で、次第に色々な事が
明らかになってくるのではないかと思います。
いや~でも凄いですよね!なぜ黄砂を調べ
ようと思ったのか?そこのところに目をつける
不思議さと、結果として今まで厄介者の黄砂
が、この研究によって何らかの形で正反対の
ところで利用される可能性もあるわけで・・・。
本当にすごいと思います。
私たちの周りにも困ってる事、厄介な事等は
沢山あると思います。そうした部分を解消する
事が商売にもつながるわけで・・・。
色々なものに何故??どうして??と疑問を
投げかける事がとても大事ではないでしょうか?
もしかするとノーベル賞級の発見もあるかも
知れません。
そう思うと楽しくなりませんか???