2009年12月07日
沖縄の基地問題
最近テレビや新聞などでは沖縄の基地問題が
度々クローズアップされています。
嘉手納基地への統合案や県外移設など色々
な角度から検討されているようですが、本当に
真剣に沖縄県民の事を考えているのでしょうか?
先日の沖縄タイムスに、分かりやすい記事が
掲載されていたのでご紹介しましょう!
戦後 本土では在日米軍専用施設が大幅に削
減されました。その削減率は59%で沖縄の基
地削減率は15%に留まっています。
現在沖縄に集中する米基地は全国の74%に
のぼり、いかに沖縄の基地負担が多いのか?
と言う事がわかります。
もっと細かく見てみると沖縄と本土の米軍基地
を人口でわった場合の基地負担面積は沖縄が
一人当たり約166.1平方メートルで本土は約
0.6平方メートルと言う結果になり、沖縄は本
土の約250倍もの基地面積を負担しているの
であります。
更に。。。米軍関係者の密度(域内在住者の
うち米兵・軍属・家族を占める割合)を算出する
と、沖縄では全人口の3%が米軍関係者が占
めているのに対し、本土は約0.03%でその
差は100倍と言う事が記事で紹介されていま
した。
どうでしょう?改めて数字で見てみるといかに
沖縄の抱える基地問題(基地負担)が大きい
事がわかります。
最近でも軍人によるひき逃げ事故など数件発
生しており、現実的な問題は深刻です。
この基地問題と良く似た要素をもっているのが
ゴミ問題で、切迫している最終処分場をどこに
つくるのか?と言う事が言えるのではないか?
と私は思います。
確かに自分の住んでいる町に最終処分場が
出来ると聞くと、すんなりOK!とは言いづらい
かも知れません。しかし、よ~く考えてみると
自分たちの住む町以外につくればっ!!と
言って反対している住民の方はどこにゴミを
出すのでしょうか?たぶん その反対してい
る人も、新設された最終処分場を利用する事
は間違いないと思います。
そう考えると あまりにも身勝手な考え方で
ある事に気づくのです。
そうした意味ではある程度の基地負担と言う
のはしかたのない事だとは思います。
でもあまりにも大きな負担であることを理解
して頂き、ただ単に基地負担のリスクを背負
ってくれ!と言うのではなく、そこの地域に
住む一人一人の住民に対する特別措置など
いかにメリットも与える事が出来るのか?と
言う事も考える必要があるのではないでしょ
うか?
沖縄の相互理解(ゆいまーる)の精神を大切
にしたいものですね~!