2009年08月26日
飛耳長目
タイトルを見て何じゃこれは??何語??
なんて思った方も多いかも知れませんね~!
【飛耳長目】と書いて《ひじちょうもく》と読む
そうです。
江戸幕末の頃 長州藩(今の山口県)の萩
市に【松下村塾】(しょうかそんじゅく)と言う
塾があったはご存知でしょうか?
そこの塾長を務めていたのは、かの有名な
【吉田松陰】で、その塾からは桂小五郎・高
杉新作・久坂玄瑞・伊藤博文など・・・・。
凄い人物を世に送り出しています。
その塾で常に一冊のノートが用意されて
おり、色々な地域に飛び立った塾生は塾に
戻ると必ずこのノートに国内外の情報を書き
込んだそうです。また誰もが自由に読める
ようになっていた事から【松下村塾】の塾内
新聞の役割を果たしていたそうです。
さて、本日のタイトル【飛耳長目】と言う言葉
ですが、そのノートのタイトルとして書かれて
いた言葉だそうです。
吉田松陰が名づけたこのタイトルにはどう言
う意味があるのでしょうか?
その語源は中国にあり、意味は『耳を飛ば
して広くを聞き、目を長くして遠くを見る』と
言う意味で、分かりやすく言うと古い時代や
遠方の事をよく見聞し、物事をよく観察して
出来るだけ多くの情報を得る事が肝心で
あると言う意味を持つそうです。
先ほどこの塾からそうそうたる人物が育った
という事をご紹介しましたが逆にその事を実
行して来たからこそ日本を代表する様な人物
にに成り得たのかもしれませんね!
この言葉の意味は現在でも十分に通用する
重要なものだと思いますが如何でしょうか?
【飛耳長目】(ひじちょうもく)を実行した時に
は凄い人物になっているかも知れません。