2009年08月21日
二つの矢
『初心の人 二つの矢を持つなかれ。
この一矢に定むべし』と言う教えを、
ご存じでしょか?
かの有名な【徒然草】(つれづれぐさ)
【吉田兼好】(よしだけんこう)の師匠
の教えだそうです。
どういう意味だかわかるでしょうか?
話は変わりますが・・・・・・。
現在行われている世界陸上は熱い
戦いが展開していますが・・・。
スポーツの世界で例えば【棒高跳び】
や【三段跳び】・【ハンマー投げ】など
何度かのチャンスが与えられていて
その中で一番最高の数値がその日
の結果として順位が争われています。
その事と【吉田兼好】の師匠の言葉。
『初心の人 二つの矢を持つなかれ。
この一矢に定むべし』と言うのは何の
関係があるのか???
この言葉の意味は矢を射る時に二本
の矢があったら、二回のチャンスが
あると思ってはいけないと言う意味だ
そうです。
仮に二本の矢があったとしても、この
一本で『決めてやる!』と言う気持ち
でなければ、失敗するという意味だと
いうのです。
仕事に置き換えて見ると確かに何と
しても、この仕事を取りたい!!って
思えば、そのほとんどは上手くいって
いると思います。
しかし、これは後でいいや!大丈夫
と油断をしていると失敗するケースが
多いように思いますが如何でしょうか?
これに近い意味を持つ言葉には『二
兎追うものは一兎を得ず』というのが
ありますね~!
一つ一つの仕事を真剣に取り組む姿
勢を大切にしなければなりませんね!