2009年03月11日
地産地消
さて皆様 公立小学校に
おける学校給食に使われる
地場産(地元産)の食材の
割合がどんなものか?
知っているでしょうか?
そんな内容が新聞記事で
その全国平均は23.3%で
一番地場産の割合が高いのが
佐賀県の44.2%で次いで
大分の42.8%、岡山の40.9%
北海道と続き 一番最低の数値は
大阪の2.1%でこの他にも東京
3.3%、神奈川13.4%と低迷
していると報じられています。
前に日本の自給率という事で
ブログで紹介した事がありますが
日本の食糧自給率は主要先進国
の中では断トツの最下位40%との事
(農林水産省2002)
主食となっている穀物(日本の場合はお米)
ですらなんと28%の123位で
(農林水産省2002)
その数値をみると納得できない
数値ではないのですが いかがなものか?
そもそも【地産地消】は何が良いのか
今の世の中 どこにいても色々な地域の
特産物が手に入り どんな季節でも
夏野菜・冬野菜など季節の野菜が
食べられる世の中になってきていますが
実は夏野菜には体温の上昇を抑える効果や
冬野菜には体を温める効果があり
その食材が本来収穫できる季節に
食べる方がその効果を十二分に
発揮するのです。
沖縄の【ゴーヤー】を例にとっても
今やどこでも販売しほぼ一年中手に入る
野菜の一つになってきましたが
沖縄の夏 沖縄の強い太陽を浴びて
育つからこそ良いのであって
どこでもかしこでも 季節に関係なく
栽培されるのは本来はおかしい事。
これも今までその季節にしか収穫
出来なかった食材を年中収穫出来
れば儲かるとか・・・・。
地元でしか販売されていなかったが
他地域に出せばシェアが拡大し
儲かる等 収益重視の考え方から
生まれた人間活動(経済活動)では?
先日トリムの所在地 沖縄県の
八重瀬町で行われた【健康楽園
やえせ町】構想提案シンポジウム
の内容をブログで紹介させて頂きましたが
http://www.trims.co.jp/staff/2009/03/post_109.html
【健康楽園八重瀬シンポジウムの内容】
まさにこの地産地消の考え方が
本来の形ではないのでしょうか?
その季節でしか食べることの
出来ない食べ物やその地域に
行かなければ手に入らないもの
目先の利益を追及するやり方
ではなくそうした考え方を徹底的に
掘り下げてやる事で本当の意味で
その地域が潤うのだと思います。
季節折々の旬の食材? 地元の特産物?
どこへ行ったのやら・・・・・。
日本は北から南に長く これだけ
四季をはっきりと感じる事の出来る
国は他にはありません。
どこでも どの季節でも 簡単に手に入る
という事は【その物の個性が失われている】
という事です。
便利と引き換えに失うもの
とても大きいように思いますが
いかがでしょうか?
地元で作れる季節の食材に
もっと目を向けなければと
改めて感じました。