2009年01月17日
戦争の爪痕
終戦から60年以上経過した今でも
この沖縄はアメリカの基地が面積の
約20%を占めていて
現在でも騒音被害や米兵による犯罪
に悩まされています。
戦争は終って長い歳月が経過しようと
していますが、まだまだ問題が山積
している現状があります。
そんな中で先日悲惨な事故が
起きてしまいました。
その事故は沖縄の南部にあたる
糸満市で発生しました・・・。
その時の状況が掲載された
沖縄タイムスの記事を紹介します。
土木作業中に不発弾に触れた事から
大爆発が起こり重機を運転していた
男性が大けがを負ったとの記事でした。
その衝撃は200メートルも石を吹き飛ばし
近くの老人ホームの窓ガラスを割るほどの
もので、大きな衝撃の中で重機を運転して
いた男性が大けがをしたのは不幸中の
幸いだったのかもしれません。
私たち世代は戦争を全く知りませんが
こうした事が身近で起こると怖いと感じます。
私が小学校の頃には不発弾撤去のために
その周辺500メートルの住民は避難してと
言う事がよくありました。
現在でもたまにそうした避難命令が
出ることがあります。
戦争時には約20万人もの犠牲者を出
した沖縄戦、当時アメリカ軍側だけで
2,716,691発。
そのほかにも砲弾が60,018発と
手榴弾392,304発、ロケット砲弾20,359発、
機関銃弾約3,000万発弱が
発射されたそうで現在でも多くの不発弾
が沖縄の地面に埋まっているのです。
本当の意味での平和を取り戻すのは
もっと先の事になるのかも知れません。