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2006年08月05日
エコレンガ誕生 処理量低減に期待(姫路環境開発)
産業廃棄物処理業の姫路環境開発(姫路市)は、ごみを燃やしたときに出る灰や工事残土などでれんがを作る事業を、8月末に始める。
岐阜県の陶磁器業者の技術を基に改良を重ね、従来品とほぼ同品質を生産できるようにした。
リサイクル効果とともに産廃の処理量も抑えることができ、注目されている。
「エコレンガ事業」。
回収した焼却灰や汚泥、ガラスなどを粉砕し、セメントや顔料などを加えて練る。これをれんが状に切り、3日間ほど乾燥させると出来上がり。
産廃処理業界では、埋め立てなどの処理費用が膨らんでおり、「最終処分量の抑制は大きな課題」(前田博之常務)。
新技術では、廃材を再利用することで処理量を減らせる上、焼成も不要なので二酸化炭素の排出も抑えられる。
新事業に取り組み始めたのは昨秋。
もとは、廃材リサイクルにノウハウを持つ中堅陶磁器業者・亀井製陶(岐阜県)の技術を使い、関西電力の子会社が事業化を模索していたが、関電の撤退に伴い、この事業を引き継いだ。
自社の敷地内に工場を建設し、準備を重ねてきた。
均一な品質を維持できるよう最適な配合方法を探るのが今後の課題。
同社では「環境にやさしい建材としてアピールしたい」としている
神戸新聞より
投稿者 トリム : 2006年08月05日 09:51