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2006年08月04日
校舎屋上手作り緑化 古畳活用(諫早農業高校)
諫早市立石町の諫早農業高校(浦啓二郎校長、905人)の生徒たちが、古畳などを活用して校舎の屋上に芝生を植栽する「屋上緑化」に取り組んでいる。
夏には、コンクリートの校舎内が30度以上にもなることから、ヒートアイランド現象を緩和し、景観も良くしようと森林環境部2年生の3人が屋上緑化を提案。
田中寿幸教諭の指導のもと、校舎3階の南北2つのテラス(計110平方㍍)に芝を植えることになった。
屋上のコンクリートを緑化するには、土の準備などが必要で、通常は1平方㍍当たり数万円かかるという。生徒らは、手軽に取り組めるようにと植物が根を張りやすい畳の活用を思い立ち、市内の畳店から古畳75枚を譲り受けた。また、コンクリートへの根の侵入を防ぐため、使わなくなった古いテントを活用するなど工夫した結果、費用は通常の10分の1以下に抑えられたという。
2日は、シートの上に畳を敷き詰め、その上に芝生を丁寧に乗せる作業に汗を流した。環境創造科2年の若杉慶紀君(17)は「畳運びはきつかったけど、少しでも暑さが和らぎみんなが喜んでくれたらうれしい」と話していた。田中教諭は「将来は花なども植えて視覚的な癒やしの効果も図りたい」と話していた
西日本新聞より
投稿者 トリム : 2006年08月04日 15:09