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2006年07月11日
【那覇市】「屋上緑化」「自転車使用」を
那覇市環境基本計画が本年度見直しされることになり、改訂版策定に向けた市民ワークショップが9日、那覇市緑化センターで開かれた。
市民の意見や提案を取り入れることが目的で、約30人が参加。
グループに分かれて、那覇の環境を良くするために個人ができること、行政や事業者ができることについて意見を出し合った。
那覇市や民間非営利団体(NPO)、事業者らで構成する組織「なはエコネットワーク」の総会に合わせて開かれたワークショップには、同ネットの会員や関心のある市民、子どもたちも参加。
県地球温暖化防止活動推進センターの高平兼司部長が進行役を務めた。
「那覇市の望ましい環境像に向けて」をテーマに、5グループに分かれて(1)自分や家族ができること(2)友人や周囲の人にも勧めたいこと(3)事業所にやってもらいたいこと(4)行政にやってもらいたいこと―を自由に挙げていった。
意見は「ごみ」「水」「交通」「省エネ」などのキーワードでまとめた。
自分や家族、周囲の人には「レジ袋を断る」「電気はこまめに消す」「できるだけ自転車を使ったり歩いたりする」「屋上緑化」といった生活に密着した取り組みが挙がり、事業者や行政には「ごみを出さないような商品をつくる」「時差出勤で渋滞解消を図る」「これらの行動がなぜためになるのか、イベントなどで啓発する」「大人にも環境教育を」などの提案があった。
子どもたちからは「(電気を消費するため)家の中でゲームばっかりしないで外で遊ぶ」など具体的な意見もあった。
同計画は2000年に策定され、長期目標の年度を19年度に設定。
5年ごとの見直しを目指し、策定から6年たった本年度の見直しとなった。
計画策定後に行われたリサイクル関連法の策定、地球温暖化防止の取り組みを定めた京都議定書発効など状況の変化も踏まえて見直すことにしている。
今後、なはエコネットワークを中心に意見交換を続け、市はそれを取り入れて改訂版の素案を作成する。その後は市民意見募集を行って審議会に諮り本年度中に策定する計画だ
琉球新報より
投稿者 トリム : 2006年07月11日 16:48