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2006年07月28日
幼児期の環境教育で3短大が連携
幼児期からの環境教育を推進するため、佐賀女子短大、佐賀短大、九州龍谷短大の県内3つの短大が連携し、人材育成の共同事業を始める。
共通科目を新設して各短大の講師陣を共有するほか、有明海や吉野ケ里遺跡で体験授業を行い、佐賀の特色を生かした環境教育を実践する保育士、幼稚園教諭を育てる。
27日、文科省の支援事業に採択された。
3短大は昨年度、幼児向けの環境教育プログラムを共同で開発。
この取り組みをさらに進めるため、優れた教育改革に予算を重点配分する文科省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に申請、採択された。
短大の共同事業は初めてで、期間は3年を予定。初年度は機材購入などで約1,800万円の助成を受ける見込み。
計画では、共通科目として「こどもと環境」「こどもと自然」の2科目を新設。
3短大の講師陣が、各短大を回り、それぞれの特徴である「くらしと環境」「いのち」「食農」の講義を実施する。体験型授業では3短大の学生が一堂に集まり、吉野ケ里遺跡での宿泊体験、水俣病患者への訪問などを行う。
また、学生主体のワークショップを定期的に開催。地域住民や環境団体と連携し、環境学習ネットワークの創出も目指す。本年度後期から試行し、来年度から本格化する。
少子化が進み、大学・短大間の競争が激しさを増す中、今回の共同事業は生き残り策の1つ。
県庁で記者会見した福元裕二佐賀短大学長、高島忠平佐賀女子短大学長らは「競争するだけの時代ではなくなった。各短大の良さを開放し、互いに学び合っていきたい」と話した
佐賀新聞より
投稿者 トリム : 2006年07月28日 17:54