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2006年06月07日
【山梨市】国のバイオマスタウン 果樹枝など資源利用へ
農水、国交、環境省などでつくるバイオマス・日本総合戦略推進会議はこのほど、山梨市を新たなバイオマスタウンに登録した。
同市の構想は、全国有数の果樹栽培地の特色を生かし、せん定した大量の果樹の枝などを新たな資源に活用できるなどとしている。
全国の市町村から募集しており、山梨県内の登録は早川町(昨年6月)に続き2カ所目。
バイオマスとは、石油や石炭などの化石燃料を除いた、再生可能な生物に由来する有機性資源。
食品廃棄物や、製材の余りの端材、下水汚泥、稲わらやもみがらといった農業廃棄物などが相当する。
バイオマスタウンはこれらのバイオマスを地域の効率的なシステムで燃料などに利用しているか、将来の利用が見込まれる地域を言う。
同市は今年2月、山梨大の協力を受け「地域新エネルギービジョン」を策定。
さらにバイオマスタウン推進に取り組もうと同大と共同で構想を作成し、3月に関東農政局に応募していた。
同市の構想は、間伐材などを小さな木片(チップ)にし公共施設で使う燃料にする▽分別した可燃ごみを発酵させメタンガス燃料にする▽家庭から出る廃食油からBDF燃料を作りバイオマス収集運搬車に用いる▽住民、行政、NPOなどが協力し、都市と農村の交流事業で活用されていないバイオマス資源を収集する――の4項目の取り組みを掲げている。
登録により、取り組みの情報が関係省庁で共有され、事業が進めやすくなるという。
またインターネットで全国に取り組みが紹介される。
毎日新聞より
投稿者 トリム : 2006年06月07日 15:04