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2006年05月22日
フェロシルト回収進まず(石原産業)
石原産業の田村藤夫社長は19日、大量の六価クロムが検出された土壌埋め戻し材「フェロシルト」の問題で、処分場を確保できず回収のめどが立っていない状態を明らかにした。
回収率は全体の3割程度で、当初予定した9月末の完了は困難な情勢という。
現在、5カ所の処分場を確保しているが「5カ所だけでは処分しきれない」(田村社長)ため、引き続き処分場の確保を急ぐ。
同日発表した2006年3月期の決算発表の場で明らかにした。
フェロシルトの処理に326億円の費用を一括計上し、連結最終損益は107億円の赤字(前の期は57億円の黒字)に転落した。
田村社長は「フェロシルトの処分だけでなく、酸化チタンの製造法を見直す仕事も残っている」と話し、当面の辞任を否定した。
日経産業新聞より
投稿者 トリム : 2006年05月22日 16:47