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2006年04月24日
屋上の緑化断熱ブロック(伊是名ブロック)
ブロック製品の製造・販売を手掛ける伊是名ブロック(沖縄県糸満市)は、廃ガラスを粉砕・焼成発泡させた多孔質の再生軽量骨材を使用した緑化断熱ブロック「スーパーソル・サンガード」を開発し、本格的な販売を開始した。
高い断熱効果が実証されていることから、沖縄県における鉄筋コンクリート造住宅が抱える温熱環境改善や、都心部のヒートアイランド現象の対応商品として、主に屋上緑化材との組み合わせで市場を開拓したい考え。
その一環として全国に代理店を募集する。
緑化断熱ブロックは、トリム(沖縄県那覇市)が開発した再生骨材「スーパーソル」約9割と、セメントなどを原料にしている。
基本サイズは39㌢角、厚さ10㌢。再利用が可能な他、重量はおよそ10㌔㌘と、通常のコンクリートブロックに比べ5割程度の軽量化も実現した。価格は1個850円(運賃別)となっている。
コの字形状になっていることから、建物の屋上に設置した場合、床面との間に空気の層ができ、断熱効果が得られやすいという。土を敷設することで、屋上緑化にも対応できる。今年2月には、特許も取得した。
屋上緑化用途向けに、土壌保水材の実験も開始している。
同社では、法政大学と共同で、最も高温が続く8~9月にかけ、建物屋上に同ブロックを設置。屋根の表面温度が1日に30℃前後変わるのに対し、ブロック内部では6℃の温度差のみで、室内温熱状況も安定することを実証している。
循環経済新聞より
投稿者 Melody : 2006年04月24日 11:02