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2005年11月06日

【環境省】リサイクル製品認定「行政は厳格審査を」

土壌埋め戻し材「フェロシルト」を巡り、三重県は5日、製造元の石原産業(大阪市)の刑事告発に踏み切った。
実態解明は今後、三重県警の手に委ねられるが、「産廃を商品と偽る不正が後を絶たない」(環境省)といわれる中、専門家からは「リサイクル製品」にお墨付きを与えた行政側にも、厳格な審査を求める声が上がっている。

三重県は「商品としての取引実態の有無」(同県廃棄物対策課)などから、フェロシルトを「産業廃棄物」とみなし、廃棄物処理法違反(委託基準違反)容疑で告発した。業者に払われていた販売額の約20倍相当の「用途開発費」などを事実上の「処分料」と判断したためだ。
環境省は、産廃認定の条件を「名目を問わず処理料金に相当する金品の受領があること」「占有者の(廃棄の)意思があること」などとしている。「産廃の有害性よりも処分料の支払いなど“状況証拠”での摘発が多いのが現状」(同省)で、三重県も立ち入り調査などでつかんだ金の流れを告発に結びつけた。

日本経済新聞より

投稿者 トリム : 2005年11月06日 11:57