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2005年10月19日
環境貢献の知識を検定試験(東京商工会議所)
東京商工会議所は2006年秋から環境貢献に必要な知識水準を検定する「環境社会検定試験(通称、ECO検定)」を始める。個人や中小企業関係者など幅広い層を対象に実施。
環境問題への知識を高め、地域、経済社会全体で対策を促す。
試験は京都、名古屋など他の主要商工会議所にも共同開催を働きかけていく。
ECO検定の受験資格は学歴、性別、年齢、居住地、国籍を問わない。
出題はエコツーリズムの説明やオゾン層の破壊面積、熱帯雨林の減少面積など、おおむね高校生から学習、合格が可能な水準にする。
受験料は5,250円を予定。2時間以内にマークシート方式で50問前後を回答し、70点以上を合格とする。
環境対策に関する知識水準を試す資格、認証は「ISO14000」など国や国際機関が設定したものがある。ただ細かな専門分野に分かれ、難易度が高く一定規模以上の組織でないと対応できないなどの面があった。
東商ではECO検定合格により①学生が就職活動でアピール②中小、個人事業者が行政などとの取引を有利に進める③大手企業も人材育成に活用する――などの効果を期待している。
個人を対象にした環境関連の認証では東京都が2007年春を目標に、環境に配慮した運転操作を評価する「エコドライブライセンス」(仮称)を計画している。
日本経済新聞より
投稿者 トリム : 2005年10月19日 17:51