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2005年08月06日

横浜市が緑のリサイクル事業の優先交渉権者を特定

横浜市緑政局が計画している、緑のリサイクル事業の優先交渉権者が横浜市グリーン事業協同組合に決まった。8月に協定を締結、17年度末の運営開始を目指す。

緑のリサイクル事業は、公園や街路樹などの公共施設から発生する剪定枝を、チップ材や堆肥として再利用する。横浜動物の森公園公園内に年間4,000㌧規模の処理能力を持つ屋内式リサイクル施設を整備し、剪定枝の再資源化率を60%まで引き上げる。
市は、土地造成などの基盤整備と建物を建設、民間事業者がリサイクルに必要な機器を設置し、施設の運営と管理を行う。民間事業者の公募では、17団体が参加を表明、このうち13団体が提出した提案書を横浜市緑のリサイクル事業民間事業者選定審査委員会(委員長・牧恒雄東京農業大学教授)が審査した結果、横浜市グリーン事業協同組合を優先交渉権者に決めた。同協同組合の提案は▽堆肥化の作業計画が実績のあるシステム▽60社で構成しているため運営母体が安定している▽ズーラシアと連携した将来の事業展開-が評価された。また、次点交渉権者には藤沢造園(構成員・やまなか園建設)が選ばれた。
16年度に基盤整備と施設の設計を、17年度に施設の建設を行い、17年度末の運営開始を目指す。施設規模は鉄骨造平屋7,100平方㍍程度。設計は金子設計(横浜市磯子区)が担当している。建設地は旭区上白根町の横浜動物の森公園(ズーラシア内)の2万3610平方㍍。

建通新聞より

投稿者 トリム : 2005年08月06日 12:47