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2005年07月23日

Tシャツに託す思い(日本自然エネルギー)

連日の猛暑にエアコンが欠かせないが、地球温暖化への影響を考えると少し後ろめたい気分になる――こんなジレンマを和らげてくれそうなTシャツを、東京電力の関連会社、日本自然エネルギーなどが販売している。

名称は「グリーン電力証書Tシャツ」。
購入代金(送料別で一枚3,900円)の一部が下水処理施設の汚泥から発生するガスを有効利用した「グリーン発電」の費用に充てられる。
実際にグリーン発電で作った電力が家庭に送られる訳ではないが、Tシャツ代金を介して発電に必要な費用を支払うことで、二酸化炭素の排出を大幅に抑えた電力を購入したとみなす仕組みになっている。
費用は一人が夏場にエアコンで消費する電力を250㌔㍗時と推定して算出、Tシャツ代に上乗せした。
同社は5年前から、環境への配慮をアピールしたい工場やオフィス向けに同様のサービスを実施している。今夏は家庭版として、新たにTシャツを介した仕組みもスタートさせた。
左袖には個別のシリアル番号がプリントされているほか、グリーン発電を請け負ったことを証明する「発電請書」もついてくる。
綿100%で生成りとカーキの2色があり、サイズは6種類。
グリーン電力に協力していると思うと、エアコンの恩恵以上に気分が爽やかになりそうだ。とはいえ、必要以上のエアコン依存は厳に慎むべきなのもお忘れなく。

日本経済新聞(夕刊)より

投稿者 トリム : 2005年07月23日 15:41