« スチール缶再利用率、昨年は0.4ポイント低下 | メイン | 「容リ法」スーパー費用負担、大手の大半留保 »

2005年07月18日

食器を回収・リサイクル(らでぃっしゅぼーや)

有機野菜などを宅配している、らでぃっしゅぼーや(東京都港区)は、資源循環型の再生食器「Re―食器」を約7万世帯の会員に向けて販売、商品を購入した会員宅から不要になった食器を無料で回収し、再び食器の原料としてリサイクルする取り組みを開始した。

美濃焼産地の食器製造・流通に関わる企業有志と地元の研究機関などからなる「グリーンらいふ21プロジェクト」(GL21、岐阜県多治見市)と連携し、スタートした。
「Re―食器」は、20%リサイクル原料を利用したもの。エコマークの認定を受けている。
リサイクル工程は「Re―食器」を販売した際、会員宅に回収チケットを配布。チケットと引き換えに会員宅の不要な陶磁器の食器を注文品の段ボール箱で帰り便で回収。同社の配送センターに一時集積し、GL21の原料製造メーカーに移送する。メーカーでは回収した食器を粉砕後、粘土などと混合して原料の陶土を製造する。製陶メーカーでは、素焼き・焼成などを通して「Re―食器」となり、再び同社の配送センターに納品する仕組み。
同社では、回収量を年間10~20㌧と見込んでいる。初年度売上1,000万円、将来的には1億円を目指す。
今後、瀬戸焼の愛知県陶磁器工業組合による再生食器「Re―瀬ッ戸」や有田焼の大有田焼振興協同組合による再生食器「エコポーリセン」などをはじめ、全国の窯元に食器リサイクルへの取り組みを呼びかけ、販売していく方針。

循環経済新聞より

投稿者 トリム : 2005年07月18日 14:21