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2005年07月15日
スチール缶再利用率、昨年は0.4ポイント低下
スチール缶リサイクル協会は14日、2004年のスチール缶のリサイクル率が87.1%だったと発表した。2003年に比べ0.4ポイント下がった。
スクラップしたスチール缶が別の鉄くずに混じり、リサイクルルートから外れたためと推測している。
ペットボトルに押されスチール缶の消費量は、前年比0.3%減の908,397㌧だった。リサイクル量は791,298㌧で、同0.7%減ったが、98年以降、リサイクル率は8割以上を維持している。
協会が全国の自治体に調査したところ、スクラップしたスチール缶の平均価格は1㌧あたり11,057円で、2004年に比べ41%高い。原料価格高騰が背景にある。
同日会見した協会理事長の宗岡正二新日鉄副社長は容リ法の見直しについて、「事業者に(自治体の分別収集費用の)分担を求める前に、もっと議論すべきことはある」と述べた。だが、宗岡理事長はスチール缶の回収費用が最大で千倍の開きがあることをあげ、リサイクル費用の削減などにまずは注力するべきだとの考えを示した。
日経産業新聞より
投稿者 トリム : 2005年07月15日 15:35