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2014年08月04日

温暖化防止を祭りでアピール

今年の青森ねぶた祭で、主に青森市内の家庭や事業所から出た使用済み食用油で作ったバイオディーゼル燃料(BDF)を活用する取り組みが本格的に始まった。

地球温暖化防止活動を支援する「市ストップ温暖化センター」と油川幼稚園が協力し、子供ねぶたの発電用燃料として利用。

関係者は「ねぶた運行でPRし、再生燃料を普及させるきっかけになれば」と期待している。

同センターは、廃食用油を資源として再利用するため、市内各地の市民センターに設置した回収ボックスのほか飲食店、病院などの協力で集め、市内の企業と連携してBDFに精製した。

青森ねぶた祭では、過去に試験的にBDFを使ったことがある油川幼稚園に協力を求め、軽油の代わりにBDFを発電機の燃料として使用している。

2日夜は、同幼稚園のねぶたの前に同センター関係者が並び、BDFの活用をPRするのぼりを持って運行に参加した。

市内では市営バスやごみ収集車にBDFが活用されており、同センターを運営するNPO法人の高橋和徳さん(29)は「BDFは地域の皆さんの理解や協力がないと広がらない。まず関心を持ってもらい、現在、市内でも進められている廃油回収にも協力してもらえれば」と話していた。

Web東奥より

投稿者 trim : 2014年08月04日 11:19