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2014年07月22日
クッキングトイ続々登場
おやつ作りの手助けや料理の目先を変えるのに一役買う道具が玩具メーカーなどから続々登場している。
手作りのおやつは手間もお金もかかりがちだが、手軽に支えてくれそうだ。
セガトイズ(東京都渋谷区)が3日発売した「ジュースでかんたん♪つぶつぶアイス」(希望小売価格3,780円)は、牛乳やジュースなど清涼飲料で作る。
直径15センチの円盤状の型に液体を流し入れ、冷凍庫で約2時間冷すと、小さな丸い粒のアイスが約180粒できる。
型と盛り付け用カップ、スプーンは4組あり、「手軽にかわいらしいものが作れ、完成時の見た目にもこだわり、食べるときにも楽しみを提供したい」。
今夏、玩具業界では料理やお菓子作りができる玩具「クッキングトイ」復活の流れがある。
平成20年頃には、アイスクリームメーカーやおすし作りキットなどが人気を集め、玩具売り場にクッキングトイ専用売り場が登場したほどだ。
その後は下火になっていたが、今年は各社から新商品の発表が相次ぐ。
本格的な菓子や食事を作るのではなく、簡単・手軽に楽しめるものが主流だ。
人気アニメ「それいけ!アンパンマン」のキャラクターをかたどった菓子ができる「アンパンマンのよくばりおやつ工場」(同4,104円)を6月下旬に発売したバンダイ(台東区)もクッキングトイは久しぶりだ。
開発担当のプレイトイ事業部の山元茉莉絵さんは「子供に料理をさせる家庭も増え、調理を楽しむ環境がある」。
作れるのはクッキー、プリンやゼリー、シャーベットなど子供が好きな菓子6種類。
アンパンマンにドキンちゃん、ばいきんまんなどの型抜きや模様付けができるシリコーン製プレート、計量カップや麺棒など必要な道具が一式そろう。
クッキーは型抜きと模様付けがスタンプを押す要領で、幼児でも簡単だ。
レシピの分量も健康に配慮し、子供が満足する程度の甘さにし、菓子作り初心者でも失敗しない手順を考案した。
今夏、注目の集まるフローズンドリンクが簡単に作れるのが、赤城乳業(埼玉県深谷市)のアイス「ガリガリ君」とのコラボ商品として発売された、タカラトミーアーツ(東京都葛飾区)の「おかしなスムージー ガリガリ君」(同1,382円)。
シェーカーのような本体に好きな飲み物とガリガリ君をセットし、蓋に付いたひもを引いてアイスを砕く。
数十秒でスムージーが作れる。
同社が期待をかけるのが「超ヒエヒエ 北極流しそうめん しろくまファウンテン」(同7,020円)だ。昨夏に第1弾を発売したところ、想定を越える早さで完売。
「子供が毎日そうめんをせがむ」「孫たちが遊びに来てくれる」などの反響も寄せられた。
広報担当者は「夏の定番、そうめんの目先を変える商品として打ち出したが、家庭での食卓を楽しく演出したいという要望が少なからずある。こうした商品を今後も提案したい」と話す。
家庭でも本格的なかき氷が作れると人気なのが、総合商社のドウシシャ(大阪市中央区)が開発した「電動本格ふわふわ氷かき器」(同6,458円)。
氷を削る刃の高さが調整可能で、雪のような口当たりに仕上がる。
今夏はかき氷がスイーツとして注目を集めているため、引き合いも強いという。
【日野稚子】
産経新聞より
投稿者 trim : 2014年07月22日 13:44